別府温泉 上原温泉

県道52号から戸建て住宅が立ち並ぶ上原町に足を踏み入れる。碁盤の目のように住宅道路は走っている。道は緩やかな坂だ。




浴場は公民館の1階にあった。向かって右手の扉を開けると男女を分ける場所に番台があり、女性が座っている。100円を渡す。浴場は思ったよりも高い天井だ。躯体はコンクリート造りのようだ。



脱衣所と浴室は半分ほどが仕切られている。浴室の中央に小判型の浴槽が配置されている。細長く小さいベージュ色のタイルが淵に貼られている。階段を3段ほど下りた位置が浴場の床である。
浴場の隅には枡がある。大根ほどの太さのある木栓で湯量を調整する。熱ければ浴槽側の蛇口で調節する。別府では見慣れた温度と量の調整方法だ。
満たされた湯は無色透明。際立つ臭いもない。さらりとした印象が肌に残る。湯は市営雲泉寺貯湯タンクからの引き湯のようだ。




浴場の右隅に暗い空間がある。利用はされていない様子。その不思議は解けないまま失礼してしまった。


別府温泉 上原温泉(かみはる)
別府市上原1-13
単純温泉(市有雲泉寺貯湯タンク)
65.0℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯
6:00~12:00/14:00~22:00
100円
2015/2/8